大ちゃん事件
この事件は神奈川県の片隅で10歳の男の子がダンプに曳かれた大事故に遭って出血多量でなくなったという事件でしたが、多分全国紙の大きな記事となって全国を揺るがせた大事件となりました。
1985年6月6日の午後4時35分、神奈川県川崎市高津区のJR久地(くじ)駅前交差点で交通事故が発生したとの119番通報が入りました。
これは、エホバの証人の危険さを日本全国に知らせた有名な事件となりました。その当時10歳の大ちゃんという少年が交通事故に遭ったのでした。両足をダンプカーにひかれるという大事故でした。病院に運ばれた大ちゃんは、出血多量で医師から輸血を勧められたのです。しかし大ちゃんの両親はエホバの証人の研究生でした。エホバの証人は、聖書から「血を食べてはならない」という禁止命令を重要視して、輸血することは、神エホバの命令違反であるとして教団が禁止していたのでした。
しかし、大ちゃんの怪我は両足骨折という大けがであり出血が多かったため病院の医師たちは両親に一刻も早い輸血を勧めたのでした。両親、特に父親はその輸血禁止であることを教団から聞いていたため、簡単に医師の勧告に従うことができません。しかし医師はそれも一刻を争う事態だと輸血を勧めます。父親は大ちゃんを助けたいのでその勧告に従おうとするのですが、エホバの団体からの禁止命令がある。ためにその長老に輸血の許可を願うのですが、長老は神の命令を無視しろとは言いません。医師の勧告を長老に何度も伝えて許しを請うのですが、エホバの証人の長老はあなたの信仰によると言って、良い返事を聞くことはできません。そうこうしているうちに、大ちゃんへの輸血の機会はなくなってしまい大ちゃんは回復不可能となってしまったのでした。
大ちゃんのお父さんが信じていたエホバの証人という宗教団体についても全国の関心事となりました。そしてルポライターの大泉実成氏の「説得」という実録や、ビートたけしがこの劇の大ちゃんのお父さん役をやったことでも有名となりました。
ここで有名になったのは、エホバの証人という新興宗教の長老が輸血を許可しなかったことに対する賛否!?でした。(続く)
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